お客様とともに世界を飛び回る添乗員。
海外に行く以上、しかも外国の地で旅程管理を行なう以上英会話スキルは必須です。そう必須です。でもね、すべての添乗員が完璧な英会話が出来るかといえばそういうわけでもないのです。だって私、英会話できませんもの。
もちろん全く話せない、全く聞き取れないというわけじゃありません。しかし、とてもペラペラのレベルじゃない、恥ずかしながら。それでも10年以上やってきましたさ、やってきましたともツアーコンダクター。なつかしいなあ。
とはいえ、添乗専門、海外専門というわけではございませんで、基本は旅行代理店の営業マン。飛び込みやお客様の紹介で新規のお客様を獲得し、お客様のご要望に叶う旅程を作って手配、実施(添乗)、精算という一連をやっていたわけです。大きな会社ならば分業が進んでいますから、これら全てに携わることはないかもしれません。でも私が働いていたのは地方の小さな代理店。一人が何人もの役割を果たさなければなりませんでした。これ苦痛でなくて、とても楽しいこと。さすがに海外のレストランを直接予約することは少なかったのですが、レストランの選定、メニューの選定など細かなところまで決めることができるのは楽しい作業でした。
実は就職するまで私は一度も海外に行ったことがありませんでした。海外どころか旅行そのものにあまり魅力を感じてはいませんでした。それが何故、旅行会社に?その答えはまた後日お話するとしてとにかく渡航歴なしの状態で入社。
会社には高校を終わってすぐに入社して3年目ぐらいの若き先輩たちが数人にて、彼らはすでに10回を超える海外経験を持っていました。そして添乗に使う英会話を互いに訓練する姿を目の当たりにして焦りました。大卒なれど英語、英会話とは無縁の生活を送ってしまった私は彼らの英語でさえ満足に聞き取れない。それは彼らの発音の拙さだけが原因ではなかったと思います。
この焦りが少なからず私を英語の勉強に向かわせる原動力となりました。入社当初などそんなに仕事があるわけではありません。会社からアパートに帰ると英語の勉強に向かいました。大学受験の時につかっていた教材を引っ張り出しては毎日のように聞いていました。高校3年生の時には全て聞き取れたのに、その時の私は3割も聞きとることができない状態でした。
そんな状態から始まった私の添乗員というか旅行マン生活。結局13年間その世界にいたわけですが、それでも英会話をマスターするには至りませんでした。しかし、それでも海外の添乗はできたのです。その理由は….
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